みなさんは、宇宙開発に税金をかけることに賛成ですか？それとも反対ですか？私は賛成です。そして、ほとんどの人が賛成すると思います。多くの人々が宇宙開発に税金を使うことを認めるのは、なぜでしょうか。
　まず、宇宙開発によって得たものの中には、現代の私達の生活に欠かせないものがあるということです。国外でのサッカー試合をオンタイムで見ることができるのは、衛星放送のおかげです。また、GPSなどにも宇宙が関わっています。宇宙開発というのは、大きすぎて、気づかないところにも、たくさんひそんでいるのです。次に、宇宙開発というのは、毎年なんらかの成果が示されるということです。宇宙開発というのは、とても速いスピードで進んでいます。そして、人々の感動や期待を生むことが、人々から信頼を得ることにつながっているのです。だから宇宙開発は人々から望まれているのだと思います。
　そして、そこから学ぶことはたくさんあると私は考えました。キーワードは、「信頼」です。最近では、「こういう事には税金を使うな！」という批評をよく耳にするような気がします。それは、その事に対して信頼性がないことが原因だと思います。だから、実績や結果をしっかりと国民に示すことが大切だと思います。結果が良いのなら、国民に「信頼」をもってもらうことができるし、悪かったとしても、その事柄について見直すことができます。
　他にも私達の身の周りには税金によって成り立っているものがたくさんあります。私は今、中学三年生ですが、受験生であるのと同時に、義務教育が最後ということもあります。外国では、勉強したくてもできない子供がいる中で、豊かな環境で勉強することができるのは、税金のおかげです。また、中学三年生まで病院で治療費を払わなくていいのは、税金で補助しているからです。これらのことをあたりまえと思わないことが、納税者にとって必要であることといえます。
　来年の十月には消費税がまた８％から１０％に上がります。ただ「嫌だなあ」と思うのではなく、一人一人が税金の意味を理解することができれば、「自分達が生活していく上でかけがえのない存在」であるという考えをもつ人がたくさんできるはずです。納税という国民の義務と同時に、国民には「税のことを理解する」という義務も課せられているのではないでしょうか。