私は夏休みに桐生が岡動物園に行きました。小学生の頃に行ったきり、長い間、桐生が岡動物園に行っていませんでした。その為、「中学生になると、入場料っていくらなんだろう。」と思っていました。いかし、実際に行ってみると、桐生が岡動物園は何才でも無料で入場できるということを知り、とても驚きました。私がこれまで行った動物園の中で、入場料が無料という動物園は他になかったからです。
　私は無料の動物園の運営に疑問を抱き、市役所に行って、詳しいことを聞いてみることにしました。すると、桐生が岡動物園は桐生市が運営する公立の動物園であり、群馬県内にある、たった一つの無料の動物園であることがわかりました。その事業費は人件費を含め、年間七,二五〇万円もかかるそうです。このお金は何処から賄っているのかを尋ねると、私の父や母などの市民から納める税金が主だとおっしゃっていました。七,二五〇万円というのは、桐生市全体の歳出額の〇、一七％を占めることになります。
　私は小さい頃から何度も何度も桐生が岡動物園に、足を運んでいます。そして数多くの動物達を見て、楽しんでいました。だから、動物との思い出はこの桐生が岡動物園で作られ、初めて動物と出会ったのもこの桐生が岡動物園でした。この動物園は私にとって、動物のおもしろさや楽しさを教え、動物への興味を引き出してくれた、第一人者なのです。
　だから、この動物園を運営するために桐生市に税金を納めてくれた人にとても感謝をしています。もしこの、市民の人が納めてくれる税金がなかったら、私が動物の魅力を実感するには、もっと時間がかかったかもしれません。税金のおかげで、気軽に動物園に行くことができるため、動物達の成長を間近で感じることができました。
　私の他にも、市民が納めている税金によって、私と同じような体験をした人が大勢いると思います。私が小さい頃も現在も、沢山の子供達が桐生が岡動物園に来園し、動物達の姿を見ています。税金によってこの動物園が運営され、動物への興味を持ったり、動物との思い出をこの動物園で作る子供が大勢いるということです。だから、市民の納める税金は大切であり、動物と子供達を結ぶ架け橋となる税金なのです。私は税金によって沢山の楽しい思い出を作ってもらいました。だから私も大人になって、税金を納めるようになったら、良い思い出となり、興味を引き出してくれた恩返しと、沢山の子供達が動物との思い出をつくってほしいという願いを込めて、税金を納めたいと思いました。