平成25年度 作文コンクール
 
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群馬県納税貯蓄組合連合会長賞 銀賞

 もしも税金がなかったら

 沼田市立蓮根中学校3年 片野 結菜



 もしも税金がなかったらみなさんはどう思いますか?
 私達は、たくさんの場面で税金のお世話になっています。私がその中でも身近に感じるのは、「公共サービス」と「医療費」です。
 「公共サービス」とは、国民全員の快適な暮らしを守るために行われる私達の生活に欠くことのできないことを提供するサービスのことです。このサービスは、国民の払う税金によって成り立っています。もしも税金を払わずにこのサービスが無くなってしまったら私達の生活は、とても大変なことになってしまいます。例えば、救急車、ごみの収集、交番、市役所など全てが有料になります。今まで当たり前のように使っていたサービスは、私の両親を含め周りの大人が税金を払ってくれるから使えるものです。私はまだ子供なのでどうしても他人事だと思ってしまうけど決して他人事ではないし、税金を払ってくれている私の両親や周りの大人に感謝の気持ちを持たなければいけないなと思いました。
 私が税金を身近に感じるものの二つ目は、「医療費」についてです。私は、一年前部活の試合の時に足首をけがしてしまいました。ギプスで固定され、松葉杖になってとても大変だったことを今でもよく覚えています。何度も病院に通いました。けれどもお金はかかりません。無料でした。なぜなら私達の暮らす沼田市は、中学三年生までは医療費が無料だからです。私はこれは当たり前のことだと思っていたけれど世界に目を向けるとこれは決して当たり前のことではない、とても幸せでありがたいことなんだと気づきました。私達子供が医療費を払わずに医療のサービスを受けることができるのは、たくさんの大人が汗水たらして一生懸命働いて税金を払ってくれるからです。私は、そのありがたみを忘れてはいけないなと強く感じました。
 私には将来の夢が二つあります。それは、一つ目は、看護師になることで、二つ目は、教師になることです。そして自分の働いて稼いだお金でしっかりと税金を納めることです。そんな当たり前のことがしっかりできる大人になりたいと思います。                
 私は、今思うことがあります。それは、「しっかりと税金の役割を知ること」「税金について考え向き思うこと」です。このことはずっと忘れてはいけない、大切に思い続けなくてはいけない問題であると思います。私ももうすぐ税金を払う歳になります。そのときまでに今よりもっと今以上の知識を得たいなと思います。
 もしも税金がなかったらみなさんはどう思いますか?
 みなさんもぜひ考えてみてほしいです。