僕は今までの授業の中で、税は現代社会において非常に重要な役割を果たしていることを学びました。税金は政府にとって、とても重要で大きな収入源であり、公的サービスの維持や社会の発展に欠かせないものであることがわかりました。自分自身、ある経験を通して税の大切さを強く実感することとなりました。
　中学生になってからの僕の通学路は、でこぼこで整備されていない箇所が多く、自転車で走ると何度も激しく揺れ、時にはかごから荷物が飛び出ることもあり、危険を感じることが多々ありました。しかし、しばらく通学路を通ることのなかった冬休みが明けたころ、その通学路が見違えるほど整備されていることに気がつきました。以前の道路からは考えられないような滑らかな走り心地、とても見やすくなった白線、アスファルト特有の美しい黒色。最初は驚きとともに、「なぜ今頃？」と思う部分もありましたが、それ以上に喜びと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
　この経験を通して、税の重要性を再認識できました。普段当たり前のように整備されている道路や信号も、安心して受けられている医療も、さらに当然のように受けている小学校、中学校での教育も、すべては税金によって成り立っているものだということを改めて感じることができました。 さらにこの気づきから、僕は税についてより関心を持つことができました。実際にインターネットで税について調べてみると、税は公的サービスの収入源としての役割以外にも多くの役割を持っていることがわかりました。例えば、経済力のある人により大きな負担を求め、所得格差を縮める所得再分配機能。好況期には税収増を通して総需要を抑制する方向に作用し、不況期には逆に税収減を通して総需要を刺激する方向に作用することで、自動的に景気変動を小さくする経済安定化機能などが挙げられます。これらすべての機能は社会を安定させるために必要不可欠なものであるのではないかと僕は考えます。
　税に対して、僕たちは時々不満や疑問を抱くこともあるかもしれません。しかし、適切に使われた税金が社会により良い未来をもたらすことを知ったことで、僕はその重要性を再認識し、納税に対して興味と積極的な意見を持つようになりました。
　僕は以上の経験から、税は単なる負担ではなく、社会の繁栄や発展に欠かせない重要な要素であるということを学ぶことができました。これからは、僕たち一人ひとりの納税はより良い未来を築くための貴重な投資なのだということを忘れずに、納税への理解と協力の心を持ち続けていきたいです。