私は給食が大好きだ。栄養バランスだけでなく、季節感の献立、全国の郷土料理がでるからだ。私の学校の給食費はいくらなのだろう。私は気になって母に聞いてみた。すると、私の市では税金によって賄われているそうだ。
　改めて、私は市のホームページを見てみた。子育て世代の経済的な負担を軽減することにより、子育て支援の充実を図るため、渋川市立学校の児童及び生徒の学校給食費の全額を市が負担していることを知った。給食に限らず、学校には多くの税金が使われている。校舎も机もいすも小学校から中学校までの教科書も無料だ。今この教科書のおかげで私はたくさんの学びを得ることができている。現在私は、中学３年生になり進路を考える中でもどの高校に行こう、将来どんな職業に就こうと未来を自由に思い描くことができている。
　学校に行けることが私たちにとって当たり前でも、世界中では様々な理由で学校に行きたくても行けない子供たちがいる。たとえ学校に行けたとしても、机や椅子がなく一つの教科書を何人もの生徒で使っている国もある。その子たちが見たら、日本の学校、給食や教科書が税金で賄われ、無料である事で驚くだろう。
　今年１月に能登半島地震、先月に山形で大雨による災害が起きた。復興にも税金が使われている。復興への第一歩になるがれきの撤去や被災した人たちへの住宅の再建、元の綺麗な街並みへの再生に対しても多くの税金が活用されているという事実がある。私が買い物したときに払った消費税も、災害で困っている誰かのために活用されていると思うとうれしい気持ちになる。
　学校、給食や教科書、災害の復興。周りを見渡せば、すべては税金によって支えられていることを知った。日々過ごす中で、道路も水道も警察などにも税金は、使われている。税金で賄われていることを当たり前だとは思わず、税金のおかげでとても恵まれた環境であることに、感謝の気持ちを忘れないよう過ごしていきたい。